彼のことを思い出している
今日のことを思い出している。
病院のベッドに横たわる従兄弟の手を握った。
彼の手は温かくて、外から来た私の手の方が冷たいくらいだ。
彼の手を握って、彼が握り返す。
強く握り返してくれた。
私はそれに安心して、もう片方の手で、頭や額、眉を優しく撫でた。
穏やかな優しい顔になる。
子供の頃の、彼の顔になる。
変わらないね、君は素敵な男の子だった。
私は彼のために病院に行った。
だが、逆だった。
私は彼に手を握ってもらいに行ったのだ。
ギフトをもらったのは私の方だ。
今朝、私の中にとても大きいエネルギーがあるのを感じ、
それを渡しに彼のところへ行こうとしたが、
その大きなエネルギーは、
彼がすでに私にくれたものだったのだ。
会いに行かせてくれてありがとう。
今日一日をありがとう。
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